エッチング(腐食)銘板の製作工程をご紹介します
今回はエッチングによる銘板の製作工程をご紹介いたします。エッチング銘板は腐食銘板とも呼ばれ、薬品を用いて金属を腐食させ、付いた凹凸にインクを焼き付けて文字を表示する工法です。耐候性に優れた銘板として様々なシーンで活用されています。
1.フィルム出し
![銘板 フィルム出し](https://bridge-1.co.jp/wp-content/uploads/2016/08/1.jpg)
工程1イラストレータの原稿データを元にフィルムを作成します※フィルムは2種類あり、1回のみの製作の場合と細かい表示や再製作がある場合によって使い分けています。
2.感光
![感光 皮膜](https://bridge-1.co.jp/wp-content/uploads/2016/08/2.jpg)
工程2 皮 膜 ステンレスの板をゼラチンで皮膜します※この時、ムラができないよう遠心力を使い余分なゼラチンを飛ばします。
![感光](https://bridge-1.co.jp/wp-content/uploads/2016/08/3.jpg)
工程3 感 光 皮膜を貼ったステンレス板とフィルムを感光機に入れ吸着させ板を感光させます
![洗浄](https://bridge-1.co.jp/wp-content/uploads/2016/08/4.jpg)
工程4 洗 浄 板を紫色のお湯に付け着色し、露光していない部分のゼラチン質を洗い流し、エッチングする場所としない場所を分けます。その後、乾燥機にかけて乾燥させます。
3.バーニング
![銘板製作 バーニング](https://bridge-1.co.jp/wp-content/uploads/2016/08/5.jpg)
工程5ゼラチン膜の密着を強めるため200~300℃で焼き付けをします。紫色だった部分がきつね色に変わります。
4.エッチング
![銘板製作 エッチング](https://bridge-1.co.jp/wp-content/uploads/2016/08/6.jpg)
5.塗 装
![銘板製作 塗装](https://bridge-1.co.jp/wp-content/uploads/2016/08/7.jpg)
工程7カラーチップに合わせて、塗料色を調合しエアスプレーで塗装をします。その後130~140℃で焼き付けをします。※2色以上の場合はマスキングして色が入らないようにします。
※2色の場合はマスキングを2回、塗装・焼き付けも2回します。
6.剥離作業
![剥離作業](https://bridge-1.co.jp/wp-content/uploads/2016/08/8.jpg)
工程830分程度お湯に浸けこみエッチングをしないための皮膜(ゼラチン)を柔らかくしてから、お湯で流しながら削っていきます。
7.完 成
![完成](https://bridge-1.co.jp/wp-content/uploads/2016/08/9.jpg)
工程9乾燥させ、保護フィルムをかけて完成です。
今回ご紹介したエッチング銘板は弊社が運営する 東京銘板で取り扱っております。お気軽にお問い合わせください。