この色を使いたい!こだわりの色を確実に伝えたい時の2つのポイント
こんにちは、ブリッジワンです。
会社看板サイトで人気のロゴ入り看板。今までご注文いただいた案件で、たくさんの企業ロゴを拝見してきました。どのロゴも、企業理念や会社の未来図などをイメージでき、気持ちがギュッとつまった、素敵なロゴばかり!
当然ながら、形だけでなく使う色にもこだわりを感じます。
そんな大切なロゴを使った看板ですから、ロゴが本来の色と違うことは絶対に避けたいですよね。お客様もブリッジワンスタッフも、目指すところは同じ。
「イメージ通りの看板を作りたい!!」
本記事では、色に関してのお客様の希望を確実にブリッジワンスタッフに伝えるための大事な2つのポイントをご紹介します。
確実に伝えるポイント1:データのカラーモード
ブリッジワンでロゴ入り商品の注文を頂く際は、データ入稿をお願いしています。illustrator形式で入稿が来ますので、色がついているデータをいただくわけですが、入稿の前に、1つめのポイントです。
★データのカラーモードはCMYKになっていますか?
データを作成する際の色の設定として、RGBモードとCMYKモードというものがあります。
色は色なんだから、設定なんて関係ないでしょと思う方も多いと思いますが、この設定の違いはは出来上がりの色に大きく影響を与えます。
どれくらい違ってしまうかというと、この画像を見てください。
はい、全然違います。RGBモードの色は、CMYKモードの色からは想像つきません。なぜこんなに違うかというと、使用目的に応じた表現方法になっているからです。
RGBモード | 光を通して表現される色。鮮やかな色も表現できる。 モニター、デジタルカメラ、webページ用画像などに使用。 |
CMYKモード | インクを重ねて、光を通さず表現される色。 紙に印刷されるデータに使用。 |
看板製作ではインクを使いますので、CMYKで設定しないと表現できません。手持ちのデータがRGBの設定になっていたら、CMYKに変換して、色を調整してから入稿してください。
確実に伝えるポイント2:基準化された色番号で指定する
印刷用のカラーモードにしたから思った通りの色が伝わるかというと、実はもうひとつ落とし穴があります。それは、使っているデバイスの違いです。
例えば、パソコンのディスプレイでは、同じ数値の色を表示していても、個人のディスプレイの設定や使っているメーカーによって色の表現に差があります。
じゃあ印刷してみればいいじゃないかと、プリンターで紙に出力しても、プリンターの機種やメーカーのインクの色で変わります。
つまり、「お客様が見ている赤」と「ブリッジワンスタッフが見ている赤」は、別の色かもしれないのです。環境を全く同じにはできないため、お客様の見ている色と全く同じものを再現するのは難しいのですが、ここでポイントの2つ目!
★色を共有するには、基準化された色番号で指定する
データを同じ環境で確認できなくても、希望の色を伝えるために使うのが、日本塗料工業会(日塗工)の色番号やDIC番号です。これらの色番号は、基準となるカラーチャートが販売されており、制作/製造する人たちが同じものを見ています。そのため、色番号を指定すれば、同じ色を確認することができるのです。
「DICと日塗工は、何か違うの?どっちがいいの?」と心配になる方もいるかもしれません。
「DIC」は印刷用の色見本で、「日塗工」は塗料用の色見本です。 「日塗工」は塗料で色付けされていて、実際に塗料で調色できる色のみ掲載されています。 どちらの色番号でも、色見本に合わせて制作することには変わりないですが、塗料を使用するエッチングやシルク印刷の場合は、塗料で可能な色のみが掲載されている「日塗工」の色番号が望ましいです。
ブリッジワンにも塗料を使う商品は多数ありますが、人気商品で塗料を使うものは、↓このあたりです。(商品紹介ページにリンクしています)
色番号の指定をいただいていなくても、お客様から頂いたデータがCMYKモードで設定されていれば、CMYK値から近似の色番号のご提案が可能です。また、お名刺などロゴが印刷されたものをお送りいただけましたら、それを元に、近い色番号をご提案することもあります。
このように、基準化された日塗工番号やDIC番号を使って色を指定することで、お客様とブリッジワンと製造工場の認識を合わせ、お客様のご希望通りの看板をお作りできるよう努めています。
どうしても再現したい色や希望の色がある場合は、日塗工やDIC番号での色を指定をお願いいたします。
お客様に見えているものを、私たちも見たい…!
色という抽象的で感性に頼りがちなものを、正確に伝えるのはとても難しいです。感じ方の差を埋めづらいのです。
その差をできる限り埋めて、お客様とブリッジワンスタッフが同じものを見るために、
(1)カラーモードをCMYKで設定
(2)色番号の指定
上記2点に是非ご協力をお願いいたします!