1964年東京オリンピックのピクトグラムから50年。2020年への期待
普段、当たり前のように目にしているピクトグラム。 こうしたピクトマークはいつ頃から一般的に使用されるようになったのでしょうか。
1964年東京オリンピック-ピクトグラム元年
日本では1964年の東京オリンピックがきっかけで認知されるようになったそうです。
ちなみにその時のピクトグラムがこういったピクトグラム。
当時はシャワー等も一般的でなかったため、デザインには苦労されたそうです。
普段はあまり考えませんが、トイレを表す男女のピクトグラムも、本当に考え抜かれた素晴らしいデザインです。
そしてデザインに携わった方々が、「こうしたデザインは社会に還元すべき」と、
著作権を放棄し、その結果世界に広まったというエピソードにも感銘を受けます。
ちなみに、現在広く採用されているJIS化されたピクトグラムがこちら。
ブリッジワンでご注文頂くトイレサインのほとんどがこのJIS規格ピクトのサインです。
2020年オリンピックに向けて
読売新聞によると、現在、都内の観光名所などに設置されている案内板は、日本語、英語、中国語、韓国語の4か国語で表記されおり、20年のオリンピックに向けて、従来の4か国語にアラビア語とフランス語を加え、飲食や物販などの分野にも広げるという構想があるそうです。
同じ記事の中で、混乱を招かぬように他言語で表記するためには、言語表記の統一化やスペースの確保、そして、民間との連携等の課題が指摘されていました。
大きな課題ではありますが、64年のピクトグラムが世界標準となり、大きなインパクトを与えたように、2020年のオリンピックでも世界を驚かせるような新たな規格が生み出されるのでしょうか。
今後の動きに注目したいと思います。
参考