看板の耐用年数(耐候性)に関して
この記事では看板の耐候性に関してご紹介します。会計上の看板の耐用年数(耐候性)に関してはこちらをご覧ください。
看板の耐候性
さて、看板の耐用年数(どれくらいもつか)と聞くと皆さんどれくらいの期間を想像されるでしょうか?
例えば会社やお店を始める際に製作する場合は、会社が倒産したり閉店する予定等ないわけで、「長ければ長い程良い」となると思いますが、一方でモデルルームや展示会等、「数日使えれば良い」という看板もあります。
また、「長ければ長い程良い」という場合も、「せめてこれくらいは持ってほしい」という期待値があると思います。
皆さんの期待値(期待する対候年数)はどれくらいでしょうか?
屋外用シートの耐候性から考える
看板によく使用されるシートの耐用年数はどれくらいでしょうか?
屋外用シートのトップメーカー中川ケミカルのタフカルというシートは、看板等にもよく使用される大変有名な屋外用シートです。
こちらのシートの耐用年数は、耐候性:5年〜7年。(メーカー保証5年)
また、3Mも大変有名なメーカーですが、屋外長期で3年〜5年の保証期間を定めています。
こうして考えるとシートで製作する場合は、製作時の色合いを保って使用できる耐用年数は3年〜5年前後を目安と考える事ができるかもしれません。
ただし、これはあくまで目安で、他の様々な要素によって、耐用年数は異なります。
素材で変わる耐用年数
看板の素材によっても耐用年数は変わります。ステンレス製のサインはアルミやアクリルに比べ錆や反りに強く耐用年数が長いと言われています。その分、金額もアルミやアクリルより若干上がります。
表示方法で変わる耐用年数
シートの耐用年数に関して先ほど考えましたが、看板の表示方法は、印刷、シート、腐食エッチング、彫刻等様々です。その中でも耐候性の高さが特徴となっているのが、メタルフォトやエッチングといった表示方法です。特に学校や公共施設の銘板として広く採用されているのがエッチング銘板です。もともと船舶等に使用されており(塗料が落ちても凹みで表示内容を識別できる)手入れ次第では何十年も使用することができます。
耐候性の高い看板製品
手入れで変わる耐用年数
外部で使用する場合は特に、から葺きで毎日手入れをするだけで看板の「もち」は大きく異なります。長く持たせるためにはコマメな手入れがポイントです。
会計上の看板の耐用年数
看板の「もち」(耐候性)に関して会計上の耐用年数はどうなっているのでしょうか。
一口に「看板の耐用年数」と言っても、分類は様々です。
例えば、屋上に設置されているような広告塔等は耐用年数省令別表第一の「構築物」の「広告用のもの」に該当し、金属であれば20年、その他であれば10年となります。
また、袖看板は金属であれば18年、その他であれば18年。置き看板等は備品として3年と分類されることもあります。
金属製の看板でしっかりと手入れをすれば10年〜20年を耐用年数とする事もできるわけですね。
詳しくは国税局ホームページへ